京セラでは創業の当初から、すべてのことを原理原則にしたがって判断してきました。会社の経営というものは、筋の通った、道理にあう、世間一般の道徳に反しないものでなければ決してうまくいかず、長続きしないはずです。
われわれは、いわゆる経営の常識というものに頼ることはしません。「たいていの会社ではこうだから」という常識に頼って安易な判断をしてはなりません。
組織にしても、財務にしても、利益の配分にしても、本来どうあるべきなのか、ものの本質に基づいて判断していれば、外国においても、また、いまだかつて遭遇したことのない新しい経済状況にあっても、判断を誤ることはありません。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P390より)
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昨日の会議で、役員と話し合いの際に現状の目標設定は形式的過ぎるので、社員一人一人が理解できて、やりがいを感じられるような数値に変えたほうがよいのではと提案しましたが、私自身がその案の元ネタであるアメーバ経営と時間当り採算表の仕組みをきちんと理解しどう切り替えるかまで考えをまとめていなかったために、一蹴されてしまいました。
直属の上司ともきちんと話し合っていなかったこともよくありませんでした。
きちんと理解を得られるためには、まずはしっかりと準備が必要だと反省しました。
また、その際に感じたのは、組織を良くしていくためには、数字も大切ですが、それを一緒に作っていく社員の気持ちもしっかりつかんでいなければ、空疎な数字になってしまうということでした。
これは時間もかかり成果も目に見えにくい部分なので、後回しにされがちです。
しかし数字目標と同じくらい重要だという認識をもって日々の業務を進行していかないと、バランスが崩れるて組織運営が危うくなると感じています。
同じ想いで組織づくりを目指す仲間を増やしていくために、私自身が正しいインフルエンサーにならなければ!