『考える力をつける3つの道具』岸良裕司・きしらまゆこ 著 ダイヤモンド社 刊
1ヶ月以上前に読んで、子供にも読ませたいと思い買ってきたこの本。
なにげにアマゾンのレビュー見てたら高評価がついていたので、改めて読みなおしてみることに。
職場でも使えそうな内容を抜粋して書いてみる。
また、子供たちに伝えたかったことも合わせて書いてみる。
●問題の原因特定は「ブランチ」・何をする道具?問題の原因を特定し、解決策を考えるツール
問題を放置するとその後どうなるかを明確にして、それを回避する方法を考えるツール
・やり方は?まず問題点である「結果」を記述する
↓
それが起きた「原因」を記述する
↓ ここで、「原因はそれだけ?」と何度も問いかける(なぜなぜ5回と同じ手法)
原因が特定できたら、それを解決するための方法を記述する
↓ 原因となっている前提条件をひっくり返して考えてみる→ブレークスルー!
行動へのアプローチ
・課題や問題点は?この「解決方法」が難題。単純に言葉にしたとして、その方法を考えるのが一苦労
また、方法を具体的に考えついても、それが有効かどうかはどうやって判断できるのか?
ここがこの手法の難点か?→ここから別の手法へ展開する
●対立解消は「クラウド」・何をする道具?対立する状況をわかりやすく整理するツール
それぞれの対立する「4つの視点」を明確にし、それを解消する方法を考えるツール
・やり方は?まず対立する「意見」AとBを記述する
↓
それぞれの「意見」を主張する「根拠」A'とB'を記述する
↓
最終的な共通の目標Cを記述する

ここまでを記入したら、この図を4つの視点から分析する。
1.AとB'は本当に相容れないのか?
2.BとA'は本当に相容れないのか?
3.AとBは本当に相容れないのか?
4.AとB以外に選択肢はないのか?
・課題や問題点は?視点を変えて問題を捉え直すというやり方は効果的ではあるが、これですんなり解決策が見出されるという保証はない。
●夢を実現!「アンビシャス・ターゲットツリー」・何をする道具?困難な目標を達成するためのツール
・やり方は?目標を書く
↓
目標を阻む障害を考える
↓
挙げられた障害の数々を使って、中間目標を考える
↓
中間目標達成のための行動を考える
↓
中間目標達成の順序を考える
・課題や問題点は?障害をクリアする中間目標をうまく立てられるか。
中間目標から行動の途中で挫折してしまわないか。
効果として期待できそうなのは、
「問題を様々な角度から見なおしてみることで、解決策をより多く考えられる」
「反論に対しても、きちんと理由を説明できる」
ということだろうか。
●活用方法として…問題が起きたらその時点でパパっと図を書いてみて、それを保存しておいて、いつでも見返せるようになっていれば、非常に使い勝手がよいツールになるよねぇ。
この問題も、3つの道具を使って解消できるか?