一生懸命に働くということは、勤勉であるということであり、仕事に対する態度が常に誠実であるということです。
私たちが本当に心から味わえる喜びというのは、仕事の中にこそあるものです。仕事をおろそかにして、遊びや趣味の世界で喜びを見出そうとしても、一時的には楽しいかもしれませんが、決して真の喜びを得ることはできません。人の一生の中で最も大きなウエイトを占める仕事において充実感が得られなければ、結局は物足りなさを感じることになるはずです。
真面目に一生懸命仕事に打ち込み、何かを成し遂げたときにこそ、他には代えがたい喜びが得られるのです。
(『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P102より)
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大抵の人は社会人になると、一日のうちの半分近くは仕事のための時間になっている。
その時間をどう過ごすかはその人次第だが、せっかく多くの時間を費やすなら、その時間は自分を成長させる時間にしないともったいないと私は思う。
ただ、人によってはそれ以外の時間が大切だと考える人もいる。
そういう人の考え方も受け入れることもまた、大切なことだと思う。
我々が働くのは何のためなのか。
それをきちんと考えて、いつでも主張できるようになることが、これからは大事になるんだろう。