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京セラフィロソフィーの内容や、最近読んだ本についての個人的な感想のページです。

率先垂範そつせんすいはんする

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率先垂範そつせんすいはんする

仕事をする上で、部下やまわりの人々の協力を得るためには、率先垂範でなければなりません。人の嫌がるような仕事も真っ先に取り組んでいく姿勢が必要です。
 どんなに多くの、どんなに美しい言葉を並べたてても、行動が伴わなければ人の心をとらえることはできません。自分が他の人にしてほしいと思うことを、自ら真っ先に行動で示すことによって、まわりの人々もついてくるのです。
 率先垂範するには勇気と信念がいりますが、これを常に心がけ実行することによって、自らを高めていくこともできるのです。上に立つ人はもちろんのこと、すべての人が率先垂範する職場風土をつくりあげなければなりません。
(『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P139より)
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この項目の解説で、稲盛さんは日露戦争の大山巌と乃木希典の話を例に出し、後方でどんと構えている御大尽のような大山の指揮と、無為無策に突撃を繰り返す乃木の指揮を否定しています。
私も全くその通りだと思います。
指揮官は前線の状況を知らなくては、正しい判断など出来るはずはありません。
また一局面だけにこだわり過ぎると、全体の戦局を見誤るので、俯瞰した目で全体を見る必要もあります。
戦況は刻一刻と変わるため、常に新たな情報が入る仕組みも必要です。
そう考えると、日露戦争で日本が勝利できたのは、陸軍には児玉源太郎、海軍に山本権兵衛という戦局全体を見渡す能力のある人物が支えていたからでしょう。
児玉も山本も、その功績に比して評価があまり高くないのも(日露戦争後に急死した児玉はともかく、最終的に二度も内閣総理大臣になった山本は元老でもなく元帥でもない!)、この国の組織のあり方を象徴しているようで切なくなります。
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