京セラの歴史は人のやらないこと、人の通らない道を自ら進んで切りひらいてきた歴史です。誰も手がけたことのない新しい分野を開拓していくのは容易ではなく、海図や羅針盤もない状況で大海原を航海するようなものです。頼りになるのは自分たちだけです。
開拓するということはたいへんな苦労が伴いますが、反面これをやり遂げたときの喜びは何ものにも代えがたいものがあります。このような未踏の分野の開拓によって、すばらしい事業展開ができるのです。
どんなに会社が大きくなっても、私たちは未来に夢を描き、強烈な思いを抱く開拓者としての生き方をとり続けなければなりません。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P265より)
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自分自身のキャリア自体が、そもそも誰も行ったことがない道である以上、本来なら誰でもが開拓者でなければならないのだと思います。
しかし、リスクを負うことを極端に恐れると、前例がなければ進めない状況になってしまいます。
私の周りの状況を見ても、そういう光景があちこちで見受けられます。
人と違うキャリアであればあるほど、それは突き詰めれば重宝される。
そういう発想で、今後も精進していこうと思います。
狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。 (マタイ7.13-14).
最近読んでいる「
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」で聖書の一節が出てきて、ハッとしてしまいました。
「ミレニアム」は、現在「2」の途中まで読んだので、一段落したらまたブログに書きたいと思ってます。