人はえてして変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。しかし新しいことや困難なことにチャレンジせず、現状に甘んじることは、すでに退歩が始まっていることを意味します。
チャレンジというのは高い目線を設定し、現状を否定しながら常に新しいものを創り出していくことです。チャレンジという言葉は勇ましく非常にこころよい響きをもつ言葉ですが、これには裏づけが必要です。困難に立ち向かう勇気とどんな苦労も厭わない忍耐、努力が必要なのです。
自分たちにはとてもできないと言われた難しいものをつくるというチャレンジの連続が、京セラを若々しく魅力ある会社にしてきたのです。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P262より)
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昨日のブログに書いたことと、今日の内容が少しかぶってしまいました。
勇気だけではチャレンジは成功しない。それにくわえて必要なのは、私は知識という裏づけだと思っていましたが、稲森さんはそうではなく、忍耐と努力が必要だと言っています。
徹底して組織に属する人達に要求するのは良い資質をもちなさいということなのでしょう。
徹底しすぎて怖いくらいです。
知識は後からいくらでも足していける。しかしそれ以前に資質に欠けていれば、いくら知識があっても役に立たないということを、また一つ学んだ気がします。
それでも知識を追いかけることは好きだから止められないんですけどね…。