京セラでは、アメーバ単位で〔時間当り採算制度〕を実施し、職場での仕事の結果が誰にでもはっきりとわかるようになっています。社員一人一人が経営者の意識をもって、どうすれば自分たちのアメーバの〔時間当り〕を高めていけるかを真剣に考え、実践していかなければなりません。
常日頃、鉛筆一本やクリップ一つにいたるまで、ものを大切にしようと言っているのは、こうした思いの表れです。
床にこぼれ落ちている原料や、職場の片隅に積み上げられている不良品が、まさにお金そのものに見えてくるところまで、私たちの採算意識を高めていかなければなりません。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P528より)
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自分自身が会社にどれだけ貢献できているのか。
耳の痛い話です。
管理職の貢献度は、管理している部署が能力いっぱいの結果を出しているかどうかが問われる職種なわけですが、問題はどうやってこれを測るのかということに尽きます。
具体的には部門の目標を達成出来ているかどうかということになるのですが、その目標設定をどうやって決めているかで、達成状況は変わってきます。
要は数字の大小ではなく、その目標に対して当事者一人一人がどれくらいコミット出来ているかということにかかっているんだと思います。
それをどうやって実現していくのか?
ここからは数値把握能力とそれをわかりやすく表現する能力、あとは上司や部下に説明、場合によっては説得する能力が問われるということでしょうか。
うーん……、かなりハードル高いぞ!