私たちは余裕ができると、ついつい「これくらいはいいだろう」とか、「何もここまでケチケチしなくても」というように、経費に対する感覚が甘くなりがちです。そうなると、各部署で無駄な経費がふくらみ、会社全体では大きな利益を損なうことになります。
そしてひとたびこのような甘い感覚が身についてしまうと、状況が厳しくなったときに、あらためて経費を締めなおそうとしても、なかなか元に戻すことはできません。ですから、私たちはどのような状態であれ、常に倹約を心がけなければなりません。
出ていく経費を最小限に抑えることは、私たちにできる最も身近な経営参加であると言えます。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P535より)
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今振り返ってみると、独身時代や結婚してすぐの頃は、ずいぶん贅沢をしていました。
外食は当たり前でしたし、趣味などにもずいぶんお金をかけていました。
それが子供ができてからは、家や車など住環境や子供のためにお金をつかうことが殆どになっています。
そうすると、お金の使い道について、色々と考えるようになってきました。
節約するのも大切ですが、何にお金をかけるのかを考える習慣と、その効果を出来るだけ大きくするために情報収集を欠かさないことが、倹約を心がける際には重要だと思います。