成功するかしないかは、その人のもっている熱意と執念に強く関わっています。何をやっても成功しない人には熱意と執念が欠けているのです。体裁のいい理由をつけ、自分を慰め、すぐあきらめてしまうのです。
何かを成し遂げたいときには、狩猟民族が獲物を捕らえるときのような手法をとることです。つまり獲物の足跡を見つけると、槍一本をもって何日も何日も追い続け、どんなに雨風が吹こうと、強敵が現れようと、その<ruby><rb>住処</rb><rp>(</rp><rt>すみか</rt><rp>)</rp></ruby>を見つけ、つかまえるまでは決してあきらめないというようないき方です。
成功するには、目標達成に向かって粘って粘って最後まであきらめずにやり抜くということが必要です。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P323より)
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今の時代の私たちは恵まれすぎていて、何かを手に入れたいという強烈な欲求を持てなくなっているように思います。
物質的に恵まれているというのは、それ自体は幸福なことですが、一方で何かで成果をあげようと思った時に、その原動力となるものがないために苦労するという面もあります。
どうやったらその原動力を手に入れる、あるいは共有することが出来るのでしょうか。
最近はそのことばかり考えています。
一人一人の能力は優秀なのに、組織としての成果が出せないのはなぜなのか?
人は(あるいは自分自身は)何によって気持ちを揺さぶられ、行動を起こそうという気持ちになるのかをもっと知る必要があるのかもしれません。