人生においても仕事においてもすばらしい結果を生み出すためには、ものの考え方、心のあり方が決定的な役割を果たします。
人を成功に導くものは、愛と誠と調和という言葉であらわされる心です。こうした心は、私たち人間がもともと魂のレベルでもっているもので、「愛」とは他人の喜びを自分の喜びとする心であり、「誠」とは世のため人のためになることを思う心、そして「調和」とは自分だけでなくまわりの人々みんなが常に幸せに生きることを願う心です。
この愛と誠と調和を尊ぶ心から出てくる思いが、その人を成功に導いていく基礎となるのです。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P58より)
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眼に見えないものを信じられるかどうか。
私にとって判断に迷うとき、最後に決断を下す理由の一つがここにあるような気がします。
「そんな事やってたら、いつか絶対に天罰が下るぞ」
天罰なんて、誰がどう下すかなんて誰にもわからないし、そもそもそんな事言われて思いとどまるのは小さな子供くらいだと思うかもしれません。
でもそれを疎かにしたり、優先順位を下げてしまうと、結局はつまらない結果しか得られないということを、知っておくことは大切だと思います。
そしてそれが大切だということを信じられるかどうかは、素直な子供の頃にそれを教えられているかどうかが大事な気がします。
今度学校で道徳が教科化されるようですが、制度化すればそれは良い意味でも悪い意味でも利用されやすくなるということだけは認識しておくべきだと思います。