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京セラフィロソフィーの内容や、最近読んだ本についての個人的な感想のページです。

土俵の真ん中で相撲すもうをとる

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土俵の真ん中で相撲すもうをとる

「土俵の真ん中で相撲をとる」とは、常に土俵の真ん中を土俵際だと思って、一歩も引けないという気持ちで仕事にあたるということです。
 納期というものを例にとると、お客様の納期に合わせて製品を完成させると考えるのではなく、納期の何日も前に完成日を設定し、これを土俵際と考えて、<ruby><rb>渾身</rb><rp>(</rp><rt>こんしん</rt><rp>)</rp></ruby>の力をふり絞ってその期日を守ろうとすることです。そうすれば、万一予期しないトラブルが発生しても、まだ土俵際までには余裕があるため、十分な対応が可能となり、お客様に迷惑をおかけすることはありません。
 このように私たちは、常に安全弁をおきながら、確実に仕事を進めていく必要があります。
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P154より)
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「京セラフィロソフィ」という本は、もともと稲盛さんが「京セラ」という会社を経営していく中で、大切だと考えることをまとめたものです。
ここで紹介しているのは、その中で「京セラフィロソフィ手帳」に出てくる項目名とその説明文です。
冊子の中ではその後さらに、項目についての解説が続いています。
その解説は項目についてのものが中心ですが、時には別の見出しがついて、それに関連する話なども紹介されています。
今回の項目には、「ガリ勉に人間性の一端を教えてくれた友」という見出しで、稲森さんが大学時代にパチンコに誘ってくれた友人の話が出てきます。
当時稲森さんは大学で勉強ばかりしていて、パチンコにうつつを抜かす友人を蔑んでいたそうですが、そんな友人がパチンコの後にみんなにご飯をごちそうし、自分が得たものを周りに分け与える姿に衝撃を覚えたそうです。
またある日、企業訪問でその友人と一緒に回った時、企業の人達に対しておどおどする自分とは対照的に、物怖じせず対等に話す友人を見て、人付き合いの術を学んだといいます。
もともとこの項目は、何事も事前に準備をしておけば不測の事態が起きても慌てなくて済むし、それが信頼につながるということですが、それ自体は説明文を読めばよくわかります。
それよりもその後の解説にある内容のように、実際に稲森さんが人生の中で何を学び取ってきたかという話の方が結構面白い場合があります。

そこそこいい値段のする本ですが、毎日読んで参考にしていけば、決して高い本ではないと思います。
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