仕事をしていく過程には、さまざまな障害がありますが、これをどう乗り越えていくかによって結果は大きく違ってきます。
何か新しいことをしようとすると、反対意見やいろいろな障害が出てくるものです。そのようなことがあると、すぐに諦めてしまう人がいますが、すばらしい仕事をした人は、すべてこれらの壁を、高い理想に裏打ちされた信念でもってつき崩していった人たちです。そうした人たちは、これらの障害を試練として真正面から受け止め、自らの信念を高く掲げて進んでいったのです。
信念を貫くには大変な勇気が必要ですが、これがなければ革新的で創造的な仕事はできません。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P275より)
----------
少なくともリーダーになる人は、確固たる信念がなければ周りの人はついてこないのだと思います(まぁ、信念があっても人がついてこない場合もありますが…)。
そして多くの人の協力を得られなければ、革新的で創造的な仕事はできないのだと思います。
ではリーダーではない人は信念などなくていいのかということですが、これはなかなか難しい問題ですね。
自分の人生においては自分自身が責任を負う必要があります。
また、誰だって自分一人で生きている訳ではないので、周囲の理解や協力を得る必要はあるはずです。
そういう側面から考えれば、誰でも信念はあったほうがいいと思います。
ただしその信念は、仕事における信念と必ずしも同じでなくていいと思います。