仕事において新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性を信じることのできる人です。現在の能力をもって「できる、できない」を判断してしまっては、新しいことや困難なことなどできるはずはありません。人間の能力は、努力し続けることによって無限に<ruby><rb>拡</rb><rp>(</rp><rt>ひろ</rt><rp>)</rp></ruby>がるのです。
何かをしようとするとき、まず「人間の能力は無限である」ということを信じ、「何としても成し遂げたい」という強い願望で努力を続けることです。ゼロからスタートした京セラが世界のトップメーカーになったのは、まさにこのことの証明です。
常に自分自身のもつ無限の可能性を信じ、勇気をもって挑戦するという姿勢が大切です。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P250より)
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何か新しいことに挑戦するというのは、勇気がいることです。
まずは勇気が必要ですが、勇気だけあっても、何の目算もなければただの蛮勇です。
新たな挑戦への確かな裏付けが必要ですが、これはそう簡単に見いだせるものではありません。
そもそも新たな挑戦ですから、確かな裏付けなどないかもしれない。
そうなると後は自分自身が決めた裏付けを信じて、脇目もふらず突き進む。
そういう決意があってはじめて、新たな挑戦が可能になる気がします。
しかし人間はそんなに自分自身を信じ切れるほど強くはありません。
私自身いつも揺らいでいます。
それだからこそ、自分自身の考えが間違っていないかを確かめるため、普段から色んな書物を探しては読んでいます。
その中でこの『京セラフィロソフィ』という本は、これまで読んできた中でも最上位に入るくらい、私の指針となっています。
このブログを書き始めたのも、そんな気持ちを日々忘れないための習慣にしたいという思いから始めたものです。