組織を運営していく上で最も重要なことは、それぞれの組織の長に本当に力のある人がついているかどうかということです。
本当に力のある人とは、職務遂行の能力とともに、人間として尊敬され、信頼され、みんなのために自分の力を発揮しようとする人です。こうした人が組織の長として場や機会を与えられ、その力を十分に発揮できるような組織風土でなければなりません。こうした実力主義によって組織の運営が行われれば、その組織は強化され、ひいてはみんなのためになっていきます。
京セラでは年功や経歴といったものではなく、その人がもっている真の実力がすべてを測る基準となっているのです。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P397より)
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「もし、能力のない人を、単に家族だから、一番年長だからというだけで組織の長に置き、会社が駄目になってしまったのでは、その不幸を従業員全員で背負うことになってしまいます。」
この項目の解説の中で、上記のようなことが書かれています。
当たり前のことなんですが、これが当たり前に出来る組織って案外少ないんじゃないでしょうか。
「タテマエ論ばっかり言ってるけど、現実はそんなもんじゃないんだよ」と飲んで話している時に色んな人から言われることが多いのですが、そうやって訳知り顔で諭される度に、「そうですよね~」なんて笑顔で応えつつ、心のなかでは「あぁ、この人も現実に流されちゃってるのかぁ」と思ってしまいます。
そんなことだから、だんだん煙たがられて飲みに誘われなくなるんですが…。
『
How Google Works 私たちの働き方とマネジメント』を図書館で予約していたのですが、昨日ようやく順番が回って来て、早速読んでます。
ラリー・ペイジのわずか2ページほどの序文を読んだだけで、ワクワクさせられてしまいました。