大きな夢を描き、それを実現しようとするとき、「動機善なりや」ということを自らに問わなければなりません。自問自答して、自分の動機の善悪を判断するのです。
善とは、普遍的に良きことであり、普遍的とは誰から見てもそうだということです。自分の利益や都合、格好などというものでなく、自他ともにその動機が受け入れられるものでなければなりません。また、仕事を進めていく上では「私心なかりしか」という問いかけが必要です。自分の心、自己中心的な発想で仕事を進めていないかを点検しなければなりません。
動機が善であり、私心がなければ結果は問う必要はありません。必ず成功するのです。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P365より)
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「普遍的とは誰から見てもそうだということです。」
わかっているようで、案外わかっていないのがこの一文だと思います。
自分では普遍的だと思っていても、他人から見ると全然普遍的ではない。
誰にでもよくあることです。
どうしたらこの「自分だけの普遍性」から逃れられるのでしょうか?
それは、自分にとって一番苦手で、シビアな人から意見をもらうことでしょう。
あるいは全く見ず知らずの人から意見をもらうことも有効でしょう。
そしてそこから出てきた意見をすべて受け入れること。
これはかなり勇気のいることです。
しかし、これができなければ、真の普遍性は見えてこないと思います。
皆さんからの厳しいご意見をお待ちしております(笑)