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京セラフィロソフィーの内容や、最近読んだ本についての個人的な感想のページです。

有言実行でことにあたる

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有言実行でことにあたる

世の中ではよく、「不言実行」が美徳とされますが、京セラでは「有言実行」を大切にしています。
 まず自らが手を挙げて「これは自分がやります」と名乗りを上げ、自分が中心となってやることを周囲に宣言してしまうのです。そう宣言することで、まわりと自分の両方からプレッシャーをかけ、自分自身を奮い立たせるとともに、自らを追い込んでいくことによって、目標の達成がより確実となるのです。
 朝礼やミーティングなど、あらゆる機会をとらえて進んで自分の考えをみんなの前で明らかにすることにより、その言葉で自らを励ますとともに、実行のエネルギーとするのです。
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P312より)
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カルロス・ゴーンが日産の社長になって、リバイバルプランを発表し、業績を立て直した時、よく「コミットメント」という言葉を耳にしました。
意味を調べてみると、
「コミットメント(commitment)は英語からきており、「かかわりあうこと」、「ゆだねること」「委託」「委任」、また「言質を与えること」「公約」「誓約」「約束」などを意味します。つまり、責任をもって関わること、責任をもって関わることを明言すること、責任を伴う約束をさします。また、金融分野では特に、有価証券の売買や売買契約をさします。」(三省堂ワードワイズ・ウェブ
日本人の特性として、こういう「かかわりあい」は苦手なように思えます。
どちらかというと明言することを極力避け、責任の所在などは曖昧にするのが日本的な組織だろうと感じます。
カルロス・ゴーンは外国人なので、そういった日本的な組織論は通用しないと思われたことで、やり通せたのかもしれません。
昔ペリーが黒船でやってきて江戸幕府に開国を迫ったようなものです。
ペリーは目的を達しましたが、国内ではその後様々な混乱が生じました。
日産の社内もおそらく同じような状況が起こったのではないでしょうか。
しかし、一旦決まってしまうと、案外従順に従うというのもまた、日本的な組織の特徴でもあります。
だから日本的な組織を率いるには、最初に時間をかけずに一気に問題点とその解決方法を提示し、後は粛々とその手順を遂行するというリーダーがあっているのかもしれません。
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