経営というものは、月末に出てくる採算表を見て行うのではありません。
細かい数字の集積であり、毎日の売上や経費の積み上げで月次の採算表がつくられるのですから、日々採算をつくっているのだという意識をもって経営にあたらなければなりません。毎日の数字を見ないで経営を行うのは、計器を見ないで飛行機を操縦することと同じです。これでは飛行機はどこへ飛んでいき、どこに着地するのか、わからなくなってしまいます。同様に日々の経営から目を離したら、目標には決して到達できません。
採算表は一人一人の毎日の生きざまが累積した結果であるということを忘れてはなりません。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P489より)
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私はサラリーマンなので、この内容についてどこまで本当に理解できているかわかりません。
ただ、今の社会情勢などを見ていると、サラリーマン的な視点のみで仕事をしていると、やがて自分の役割は他に奪われ、仕事自体がなくなってしまうように感じています。
そうならないためには今からでも、現場の中で採算をつくるための良い方法を考えておかなければなりません。
そして考えたことを実際に実行し、結果を残すことでしか、今後は評価されることはないと肝に銘じる必要があります。