仕事をやり遂げるためにはたいへんなエネルギーが必要です。そしてそのエネルギーは、自分自身を励まし、燃え上がらせることで起こってくるのです。
そこで、自分が燃える一番よい方法は、仕事を好きになることです。どんな仕事であっても、それに全力を打ち込んでやり遂げれば、大きな達成感と自信が生ま れ、また次の目標へ挑戦する意欲が生まれてきます。その繰り返しの中で、さらに仕事が好きになります。そうなればどんな努力も苦にならなくなり、すばらし い成果を上げることができるのです。
こうした心境にまで高まってはじめて本当にすばらしい仕事を成し遂げることができるのです。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P123より)
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この業界で仕事をして、あっという間に二十年以上が過ぎた。
最初は何もわからない状態からスタートして、比較的ニッチなニーズの会社で仕事をしてきたので、知識の偏りが大きかった。それが徐々に他部署や他社との交流が増えるに連れ、知識も増え、ようやくそれなりに業界のことはひと通り理解できるようになった。
元々本が好きだからという理由でこの業界に就職したが、仕事自体はいつも楽しくやれているので、私自身は恵まれているとは思う。
ただ残念なことに業界自体は右肩下がりで、今後さらに厳しさを増すことは確実な状況ではある。
それでも私としてはこの状況は「チャンス」だと思っている。
これまでのセオリーが通用しないからこそ、今自分たちの強みを活かせるポジションをしっかりと確立して、そこに向かってコツコツと努力していければいい。
問題なのは、そこへ「誰と」向かうかということ。
昨日のブログにも書いたが、燃えない人と一緒になってしまうと、後が大変になる。
これだけは慎重に考えないと。