物事を成し遂げていくもとは、才能や能力というより、その人のもっている熱意や情熱、さらには執念です。すっぽんのように食らいついたら離れないというものでなければなりません。もうダメだ、というときが本当の仕事のはじまりなのです。
強い熱意や情熱があれば、寝ても覚めても四六時中そのことを考え続けることができます。それによって、願望は潜在意識へ浸透していき、自分でも気づかないうちに、その願望を実現する方向へと身体が動いていって、成功へと導かれるのです。
すばらしい仕事を成し遂げるには、燃えるような熱意、情熱をもっって最後まであきらめずに粘り抜くことが必要です。
(
『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P270より)
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「もうダメだ」という状況になるまで追い詰められることって、頻繁にあっても困りますが、全く無いのも成長がなくてよくないのかもしれません。
しかしだからといって、自分から追い詰められる状況を作り出すなんてことは、よほど余裕がなければ出来ないと思います。
でもそんな悠長なことを言えるというのが既に余裕がある証拠で、四の五の言わずに何事にも飛び込んでみる勇気を持たなければ、成長なんて望めないのかもしれません。
「人生は恐れなければ、とても素晴らしいものなんだよ。人生に必要なもの。それは勇気と想像力、そして少しのお金だ。」
(Life can be wonderful if you’re not afraid of it. All it takes is courage, imagination… and a little dough.)
『ライムライト』でのチャップリンの台詞をふと思い出しました。
まだまだ私は、人生の本当の素晴らしさに気付いていないのかなぁ…。