きれいな心で描く願望でなければ、すばらしい成功は望めません。強い願望であっても、それが私利私欲に端を発したものであるならば一時的には成功をもたらすかもしれませんが、その成功は長続きしません。
世の道理に反した動機に基づく願望は、強ければ強いほど社会との摩擦を生み、結果的には大きな失敗につながっていくのです。
成功を持続させるには、描く願望や情熱がきれいなものでなければなりません。つまり、潜在意識に浸透させていく願望の質が問題となるわけです。そして、純粋な願望をもって、ひたすら努力を続けることによって、その願望は必ず実現できるのです。
(『京セラフィロソフィ』サンマーク出版 P61より)
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この内容は常に心のなかで唱え続けなければいけないと考えている。
自分が今やろうとしていることも、最終的には周りの人たちを救うためでなければならない。
もしそれが私利私欲優先になってしまったら、その時には潔く手を引けるようでなくてはならない。
そういう心を常に持ち続けていけるかどうか。
この言葉をいつも身近に感じて仕事に向かう必要がある。
理念とは本来そういうためにあるものなのだろう。